9章 ¥n (改行)

今回は、 \n という不思議なものを習いましょう。



ちょっと次のプログラムを実行してみてください。

print 'aaa';
print 'bbb';
print 'ccc';
aaabbbccc

と、くっついて表示されてしまいました。
でも、

aaa
bbb
ccc

と表示してほしいですね。 それを行ってくれるのが、「\n」です。
「\」と「n」の2文字で、ひとつの意味を持っています。「改行」という意味です。

では、\n を付け加えてみましょう。

print 'aaa\n';
print 'bbb\n';
print 'ccc\n';

あら、

aaa\nbbb\nccc\n

と表示されてしまいました。
実は、 文字を、'(シングルクォート)で囲むのではなく、次のように"(ダブルクォート)で囲ってやらなければなりません。

print "aaa\n";
print "bbb\n";
print "ccc\n";


これで、つぎのようにうまく改行されて表示されます。

aaa
bbb
ccc

Perlでは、'(シングルクォート)と、"(ダブルクォート)では意味・機能がちがっているのです。

今回は、「\n」とシングルクォートとダブルクォートでは意味・機能が違うということを学びました。
「\n」は便利ですので、積極的に以降使っていきます。