4章 変数をもっと使う

前回は、「変数」というものを初めて見ましたね。今回は、変数をもっと見ていきましょう。

変数の機能を覚えていますでしょうか?

    • けっこう何でも入れれる
    • 名前を付けなければいけない
    • 箱の中身をとりだすことができる

でした。
前回は、

    • 箱の中身をとりだすことができる

の説明をしませんでしたので、ここでしていこうと思います。

use strict;
my $x = 1;

で変数$xに1を入れましたが、本当に1が入ったか確認する方法はないのでしょうか?
あります。print を使いましょう。 printは画面に表示するという意味でしたね。

print $x;

としてみましょう。
全体のソース(内容)は、

use strict;
my $x = 1;
print $x;

となります。

実行してみましょう。

1

と表示されれば成功ですよ。

こんな風に、printを使うことで、変数の中身をとりだして見ることができました。



さて、
いま、変数に数字の1を入れましたよね。
これに8を足して9という値を作り出してみましょう。

use strict;
my $x = 1;
my $y = $x + 8;

$y = $x + 8 のところが学習ポイントです。
$y は 9 になっていますよ。
ご自身で、 print $y; と付け加えてみて、表示させてみましょう。

さて、ここで $x の値がどうなっているか気になりませんか?
print $x; として $xの中身を見てみると、1のままであることがわかると思います。
では、 $x の値を 9 に変える方法はないのでしょうか?
あります。

$x = $x + 8;

としましょう。

おー、なんだか難しそうですね。
これは先に右辺が処理されます(評価されるという)。

こんな感じで、$xを上書きして使っていきます。


このように「変数」の中身は書き換えたり(上書きしたり)して、どんどん値を変えます。
これが「変数」と呼ばれる所以なのです。