5章 コンピュータに計算させよう

前回は、変数の中身を使って足し算を行いましたね。

今日は、一気に、「引き算」「割り算」「かけ算」をやってしまいましょう。

はは、そんなの小学校でやったよー という声が聞こえてきそうですが、
ここはすこし我慢しておつきあいください。

算数では、

足し算は「+」
引き算は「-」
割り算は「÷」
かけ算は「×」


という記号を用いました。でも、残念ながら、プログラムの世界では、記号が違います。
おっと、安心してください。記号が違うのは、割り算とかけ算の2つだけです。
それでは、その2つを紹介しましょう。

割り算「/(スラッシュ)」
かけ算「*(アスタリスク)」

この2つをしっかり覚えましょう。
僕は、この記事を書くにあたって、算数の割り算の記号「÷」を書こうとしましたが、
あれ?どんな記号だったけとなかなか思いだせないくらいでした、自然と指が「/」の方をタイピングしてしまいます。



それでは、実際に、プログラムを書いてみて本当にその記号が動くのか確かめてみましょう。
つぎの3つのプログラムを用意してみました。

引き算

use strict;
my $x = 10;
$x = $x - 5;
print $x;

割り算

use strict;
my $x = 10;
$x = $x / 5;
print $x;

かけ算

use strict;
my $x = 10;
$x = $x * 2;
print $x;

結果は、それぞれ、 5, 2, 20 となりましたでしょうか。そうなっていれば大成功です。


さて、「おいおい、なんで、記号違うんだよー」と嘆いているところ申し訳ないですが、
今回は、「/」「*」に加えてもう一つ「演算子」という言葉を覚えていきましょう。「えんざんし」と読みます。
演算子」とは、こんな風に、変数(または数値)からなにかを生み出してくれる記号のことを言います。
まだ、説明していないことがありますので、この理解だけでは不十分なのですが、今はこれでよしとしましょう。

さあ、今回は、「/」と「*」と「演算子」この3つを覚えればいいだけ!
次回は、算数にはない記号(演算子)「%」とか「++」とか「--」を見ていくことにしましょう。
これらが使えるようになるとプログラミングが楽しくなりますよ〜。